2015年12月27日日曜日

木札

江戸文字の勉強をしていると、やっぱり憧れるのは・・・木札・・・なんです。
 
誰かにプレゼントするために・・・どうやらこれが一番練習になるようです。
 




こちらは、表札くらいのサイズです。上部には、纏の旗印を描いてます。
 
 
 
 




 
そして・・・「戸締り用心」「火の用心」「千客万来」
 






 
 
 

篆刻

「世界が驚く日本の職人」増澤かんなさんに篆刻を習いました。




毎年開催される神保町古書店連盟の東京名物古本まつりに
協賛して開催される「蔵書印まつり」でも印刻体験が出来るようです。
 
 

拍子木

拍子木(ひょうしぎ)は、「拍子」をとるための木の音具です。
お相撲や夜回りなどでおなじみですね。

そんな拍子木のミニチュアに文字を入れました。
 
白鵬 翔、鶴竜 力三郎、日馬富士 公平・・・横綱ですね。
国技館で売れそうです。
 
この拍子木、ミニチュアなので5cm、描いてある面は1cmもないと思います。







こちらは、猫ちゃん、可愛い♡♡♡
 




 

2015年9月18日金曜日

夏休み特別企画 千社札

 
今年の夏、江戸文字研究会は、いつもの江戸文字の勉強を生かして
千社札をハンコで作ることに挑戦しました。
 
 
当ブログの2014年12月29日に登場している
「世界が驚く日本の職人」増澤かんなさんに指導をお願いしました。
他では経験できない貴重な時間になりました。
 
 
色の数だけ版を作ります。消しゴムやかんなさんから提供していただいた
ゴム板で作りました。
 
この経験から改めて文字の勉強が大切なこと、
かんなさんの仕事の偉大さを思いました。
集中して取り組んだ素敵な夏になりました。
 
 
 










エコバックパート2

 
9月、工房のある下町では、祭礼の季節です。
街角には、色とりどりの提灯が飾られています。例年ならまだまだ残暑厳しい毎日ですが
今年はちょっと様子が違いますね。
 
猛暑の夏、江戸文字研究会のメンバーは、それぞれの作品に取り組みました。
 
新メンバーのKさん
髭文字にした「涼」に金魚をのせて素敵なエコバックになりました。
 
 

 
 Оさん、いろいろ問題になったオリンピックのロゴを活用しました。
後々貴重品になるかもね。
 
 
 
片面は、サクラ~サクラ~
淡い色使いが素敵ですね。
 



 
 
 
魚魚で「とと」ちゃん、猫ちゃんのお名前だそうです。



 
こちらが ととちゃんず です。



 

2015年6月14日日曜日

ギャラリーО

О さんのギャラリーです。
 


酒にまつわる四文字熟語
 
     悪酔強酒 (あくすいきょうしゅ)      のぞんでいることと実行することが違うこと。
     肥肉厚酒 (ひにくこうしゅ)         ぜいたくな食べ物とうまい酒 。
     紅灯緑酒 (こうとうりょくしゅ)        繁華街・歓楽街のにぎやかな形容。
     琴棋詩酒 (きんきししゅ)           琴を弾き、碁を打ち、詩をつくり、酒を酌み交わす。
                                  風流人のたしなみ、楽しみをいう。 
     酒酒落落  (さけさけらくらく)     酒の飲みすぎで人生落とすな、という戒め
     酒池肉林 (しゅちにくりん)      贅沢を極めた酒の宴会
     酒入舌出 (しゅにゅうぜつしゅつ)   酒を飲むと舌が回るようになって失言する恐れが
                                 あること。  
     酒色財気 (しゅしょくざいき)       酒・女・金に気をつけよという戒めの言葉。人間の
                              欲望のうち危険なもの。俗にいう、飲む・鬱・買う。


問題です。実は、この四文字熟語の中に間違いがあります。さてどれでしょう。

それは・・・酒酒落落・・・です。正しくは、洒洒楽楽(しゃしゃらくらく)性質がさっぱりしていて物事にこだわらないさま、人の性格や態度についていう言葉です。

飲みつぶれてスマホを電車の中に忘れた大学生の息子を持つ友人が「酒酒落落」って書いて部屋に貼っておきたいわぁ、と言ってました。

車庫入りした車中から拾われて駅から自宅に連絡があり、友人の知るところとなったわけです。何事もなく良かったですが・・・酒酒落落・・・です。
 
      
 
燗の種類
 
                飛切り燗 (とびきりかん)     55度近辺
                熱燗 (あつかん)           50度近辺
                上燗 (じょうかん)            45度近辺
                ぬる燗 (ぬるかん)           40度近辺
                人肌燗 (ひとはだかん)         35度近辺
                日向燗 (ひなたかん)         30度近辺
                冷や   (ひや)            20度近辺
                涼冷え (すずびえ)          15度近辺
                花冷え (はなびえ)          10度近辺
                雪冷え (ゆきびえ)           5度近辺  
 
 
 
 可愛い絵馬ができました。天神様にある絵馬のサイズです。
Оさんの細かい作業、すごい。
 




2015年6月11日木曜日

大黒湯

 
О さんが描いた提灯が近所の大黒湯さんに飾られています。



勉強のためいろいろ作りたいものはあるけれど・・・
完成した時、どうしましょう・・・これが案外皆さんの悩みの種
 
今回は、ベストマッチ、良い嫁入り先がありました。
撮影に伺った時も、お風呂にいらした皆さんから
「これ、いいねぇ」
「だれが描いたの?」
といろいろ聞かれました。
 
大黒湯さんは、下足箱に靴を入れて入ると受付?があってそこから男女に分かれます。
昔の番台はありません。この受付カウンターに提灯を飾っていただきました。
 
またこのあたりがリラックススペースになっていて
ちょっと一休みしたり、待ち合わせしたりができるようになっていました。



白無地の提灯に著名な温泉地を描きました。
温泉マークが一つだけ逆さになっています。
「まだまだ完成ではない、自分の可能性や変化が楽しみ」
そんなОさんのメッセージでしょうか。素敵な仲間が集まります。
 

2015年6月8日月曜日

北斎バック

 
さんのバッグ、もとは無地のバッグでした。(こちらも手作り品)
それを北斎ワールドに仕上げました。
 
 


    
 葛飾北斎は、江戸時代後期の浮世絵師です。
代表作に「富嶽三十六景」や「北斎漫画」があり、
世界的にも著名な画家であります。
現在の東京都墨田区出身、さんのご近所です。
その生涯で30回改号していたと言われています。
 
バックにある春朗(しゅんろう)、宗理(そうり)、画狂人(がきょうじん)、為一(いいつ)は、
改号の一部です。
彼の改号の多さは、弟子に号を譲ることを収入の一手段にしていたためとする説や
北斎の自己韜晦(じことうかい・・・本心や才能・地位などをつつみ隠すこと)が
影響しているとする説があります。
 
下部分の絵は、ねずみと3匹の猫です。
北斎の業績は、浮世絵のなかでまさに巨大な高峰でありましたが達者な描写力、速筆は
「北斎漫画」の中にも見ることが可能です。
 
さんは、このバッグで教室に通っています。
まだまだ制作途中とのこと、完成が楽しみです。
 

     
 

  
  

2015年4月14日火曜日

招財進寶

 
親方がこんな文字を教えてくれました。
 

「招」と「財」と「進」と「寶」が合体しています。

何とも縁起が良い、お金持ちになりそう・・・

でも描いてみるとなかなか納まらない難しい文字です。




火曜日の教室の皆さんがこの文字を金の豚に描きました。








お顔もそれぞれ・・・キュートです。